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【福島:心のケア】福島の家族に安心して遊べるひとときを

「普段家族みんなで過ごす時間が少ないので、本当にいい機会を持つことが出来ました。」
参加者の一人が嬉しそうに話してくれました。

2016年2月20日
1月に引き続き、福島心のケア支援「スパリゾートハワイアンズ・家族日帰りツアー」を開催。
南相馬市と相馬市に住む子どもたちとそのご家族を招待、合計106名の方々が参加してくれました。

【福島:心のケア】福島の家族に安心して遊べるひとときを

福島県内ではいまだ9市町村に避難指示が出され、避難指示が出なかった地域でも、低線量の放射能が子どもたちに影響を与えないか不安を抱えながら暮らす家族がいます。
原発事故以来、たくさんの方々が放射能を避け県外へと避難しました。

県の調査によると、現時点での避難者数は9万9750人(県内避難者5万6449人、県外4万3270人)に上ります。
いま現在福島に残っておられる方々は、様々な理由から避難を断念した方々、もしくは故郷に残って生きていくことを決めた方々です。
しかし、福島で暮らすということには、多くの困難がついてきます。

その中でも、子どもたちが屋外で遊べない、遊ぶ地域や時間が制限されるということは、大変残念なことです。
こうした状況を背景に企画された、オペレーション・ブレッシング・ジャパンの「スパリゾートハワイアンズ・家族日帰りツアー」。
このツアーは、子どもたちとその家族の方々が一時だけでも放射線の問題を忘れ、みんなで思いきり遊べる場を提供することを目的としています。

【福島:心のケア】福島の家族に安心して遊べるひとときを

福島県いわき市にあるスパリゾートハワイアンズは、ドーム6個分の広大な敷地に、5つのテーマパークが広がっています。
この施設の大きな目玉であるウォーターパークは、南国ムード満載の全天候型大ドームとなっており、誰もが一瞬でハワイの世界に飛び込むことができます。
参加したご家族は、大型プールで思いっきり泳いだり、迫力満点のウォータースライダーでスリリングに遊んだりと、一時の常夏気分を満喫していました。
水遊びを楽しんだ後は、美しく情熱的なハワイアンズショーを鑑賞。
躍動感溢れるファイヤーダンスと、満面の笑顔で見事な舞を披露するフラガールに、参加者からは大きな拍手が沸き起こりました。

【福島:心のケア】福島の家族に安心して遊べるひとときを

【福島:心のケア】福島の家族に安心して遊べるひとときを

【福島:心のケア】福島の家族に安心して遊べるひとときを

【福島:心のケア】福島の家族に安心して遊べるひとときを
                                           
保護者の方からは、「被災地で暮らす子どものために、自由に羽を伸ばして遊ぶ環境をまた作ってほしい」という言葉を頂きました。
震災や原発事故を経験した福島の人々は、大切なものを失ったショックや急激な生活環境の変化から、心に大きなストレスを抱えて生活してきました。
それは大人も子どもも同じです。

福島大が発表した県内のストレス調査によれば、子どもと保護者のストレスは年々少なくなってきているものの、下がり幅が小さくなっていることが分かりました。
専門家は、「子どもや保護者が感じるストレスはこれ以上小さくならない可能性がある。ストレスを発散させる環境整備が必要」と話しています。

【福島:心のケア】福島の家族に安心して遊べるひとときを

オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、今後も福島支援企画を通して福島の家族に「安心して遊べる空間」を提供し、心理面においても長期的なサポートを行っていきたいと思います。
福島のこれからを支えるために、皆様のご支援をぜひともよろしくお願いいたします。

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